第2回東京ごはん映画祭×ピープルデザイン ブログVol.7

2011年10月22日 category:

第2回東京ごはん映画祭サポーター『慶應義塾大学牛島ゼミピープルデザイン研究室 Entertainment For Allプロジェクト』による、映画祭応援ブログvol.7!

第2回東京ごはん映画祭も、いよいよ明日23日(日)まで!
私たちが研究している『ピープルデザイン』を視点に、おいしい映画をご紹介したいと思います。


vol.7は、慶應義塾大学牛島ゼミ3年 福島真が担当します。

スカッシュサークル所属。

好物は次郎、特に関内、ひばりヶ丘は最高です。あと、三田も。

 

今回「ピープルデザイン」的視点で紹介する作品は「ディナーラッシュ」です。

この作品の魅力として挙げられるのが、高級感あふれる料理、スタイリッシュな店内の雰囲気、厨房の臨場感もさることながら

何と言っても様々な人間ドラマです。

 

ニューヨークのとある人気レストランにオーナのルイス、カリスマシェフ、ギャンブル中毒のアシスタントシェフ、アーティスト志望のウェイトレス、さらに、ギャング、警察官、謎の紳士など様々な背景を持つ人間たちのドラマがホール、厨房で繰り広げられます。

スピーディーな展開に思わず引き込まれてしまいます。

そして、なんといってもラスト10分の衝撃的な展開に思わず、

「え!!」と声を挙げてしまいました。

是非みなさんもラストの衝撃を味わってみてください。

 

この作品の舞台は普段は人気のイタリアレストラン、そこに様々な事情を持つ人たちが集まったからこそ、レストランにいる人々にとって特別な日となりました。

私たちの日常でも同じことが言えるかもしれません。自分と違う境遇の人々と交わるからこそ、その日その日が特別な日になっていく。

 

「様々な人々の交わり」はピープルデザインにとっても大事な考えです。

 

この映画でも様々な人たちが衝突しながらも交わっていくことで、人間ドラマを形成していき、ひとつの作品が作り上げられていました。

最後に、映画のセリフで印象深いものがありましたので紹介させてください。

 

“復讐とうまい料理はあとをひく、 後味もな。”

 

このセリフを解説してしまうと、映画の核心部分にふれてしまうので、気になる方は是非映画館にお越しください!映画祭最終日23日の15:15から上映されます!

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私たちのゼミでは、ハンディのある・なしに関わらず混ざり合える社会を目指すソーシャルプロジェクトNextidevolutionが提唱している”People Design”を研究しています。
”People Design”とコラボレーションしている東京ごはん映画祭では、様々な環境の方々が参加しやすい上映会を、ひとつずつ試みています。

◆「耳で観る上映会」
ごはん映画祭テーマ作品、『eatrip』は、視覚に障害をお持ちの方が映画を楽しめるように全上映回がご持参いただいたFMラジオで受信できる音声ガイダンス付きです。

◆「カラダで観る上映会」
10/10(月祝)はサウンド感を振動で伝えられる体感音響システムを体験することができます。
15:15~の『eatrip』上映会トークイベントには、牛島ゼミ代表山田もパネリストの一人として出演します。http://tokyogohan.com/filmfestival/guest

◆「ママのための上映会」
気兼ねなく小さなお子様とご一緒にご鑑賞いただけます。
(一般の方はあらかじめご了承下さい。)

◆eatrip (with English subtitles)
映画『eatrip』は、英語字幕付き上映会です。

東京ごはん映画祭×慶應義塾大学商学部牛島ゼミ・ピープルデザイン研究室
Entertainment For All プロジェクト

 

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